機械保全技能士は、機械メンテナンスの知識・技能があることを証明するための国家資格になります。
特級・1級・2級・3級の4種類があって、学科+実技試験に合格する必要があります(3級が一番カンタンで実務経験も必要なし)
【2018年度の合格率】
機械保全技能士の資格がなくてもメンテナンス作業はできますが、転職時にどのくらい技能があるか証明できるので有利になります。
逆をいうと定年退職まで同じ会社で保全業務をするなら、機械保全技能士の資格はいらないですね( ̄▽ ̄;)
企業によっては出世・昇進のために、機械保全技能士の取得をさせるケースもあれば、資格なんて必要ないって会社もあります。
特級 | 1級 | 2級 | 3級 | |
---|---|---|---|---|
2018年 | 21% | 12% | 18% | 48% |
2017年 | 21% | 16% | 25% | 66% |
2016年 | 28% | 38% | 40% | 81% |
※学科・実技試験の両方を受けた人の合格率
学科のみ、実技のみを受けた場合は「+10%」くらい合格率がアップします。
2016年は全体的に合格率が高く「2016年→2017年→2018年」とドンドン合格率が下がっています。
機械保全技能士の難易度ですが、3級は実務経験が必要ありませんし、合格率も高いので、マジメに勉強すれば合格します。
2級以上になると難易度がグッと上がります。2017年の合格率は25%となっており、2018年は18%の難関試験です(汗)
3級は実務経験が必要ないので、就職活動を有利に進めるために在学中にとる学生もいます。
しかし2級以上は社会人になってから取得することになるので、仕事をしながら資格勉強をしないといけません。
「工場勤務の設備管理はきついし給料が安い」でも書いてますが、設備保全職はトラブルがあったら夜中でも呼び出されます。
なので仕事が終わったら、クタクタで勉強する気が起きなかったりするんですよね(汗)
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実務経験年数 | |
---|---|
特級 | 1級合格後5年以上 |
1級 | 7年以上 |
2級 | 2年以上 |
3級 | 0年(問わない) |
工業高校の機械・電気・機械工学科などを卒業してる。
高専・短大・専修・大学・大学院で、工学・機械工学・電気工学科などを卒業してると、受験に必要な実務経験が短縮されます。
例えば機械保全技能士2級を受ける場合、ふつうなら2年以上の実務経験が必要です。
しかし工業高校・短大・高専・大学・大学院で、機械・電気系の学部を卒業してれば、実務経験が0年でも2級を受講できます。
受講料は学科4000円、実技15400円、両方で19400円。
第1回試験は6月〜8月ごろ、第2回試験は12月〜2月ごろ(詳細は3月、9月に発表)
ただ2019年11月現在の情報なので、くわしくは機械保全技能士の公式ホームページをみてください。
試験方法・試験時間・合格基準・過去の試験問題など公開されてますヽ(´▽`)/
機械保全技能士の年収は300〜800万円くらいになります。
中小企業だと資格を取っても昇給しないこともあるし、大企業なら給料がドンドン上がりますヽ(´▽`)/
資格うんぬんじゃなくて、零細・中小・中堅・大企業かで年収に差が出ると思ってください。
会社によって残業が多い・少ない。休日呼び出しが多い・少ないとバラツキがあるので、それによって給料にも差が出ますよ〜