「溶接の資格にはどんな種類があるの?」
「合格率や作業内容を知りたいんだけど…」
溶接は金属を溶かしながら、つなぎ合わせることをいい、工場勤務・建設現場で働いてる人の多くが必要となる資格です。
某製造メーカーで働いてる私ヤマトも、ガス・アーク溶接は取得させられましたから(汗)
そこで今回は↓の溶接資格についてご紹介します。
ガス溶接技能者・アーク溶接作業者は技能講習・特別教育になるので、ほぼ100%合格します。
ちなみにガス溶接技能者とは、ガスを使って金属を溶かしながら、つなぎ合わせる作業をするために必要な資格になります。
アーク溶接は電気を使って金属を溶かしますので、ガスを使うのか、アーク(電気)を使うかの違いになります。
まぶしい光がバチバチとなるので、工場・建設現場などで見かけたことがある人も多いと思います^^
私ヤマトも取得してますが、先生の講義中に「テキスト45ページのココは重要なのでアンダーラインを引いて」みたいな感じで、学科テストに出るところを教えてくれます。
講義中にずっと居眠りでもしてない限り、まず間違いなく合格するカンタンな資格になりますヽ(´▽`)/
いちおう技能試験もありますが、1から使い方を教えてくれるので、まず落ちることはありません。
先ほど紹介したガス・アーク溶接は、鉄板を溶かしながらつなぎ合わせていきます。
アルミニウムの溶接作業は、鉄板に比べると難易度がアップするので、こちらは専用の資格が必要となっています。
自動車会社で工場勤務するとき、アルミニウムの溶接をすることがあるので、取得しておくと就職・転職で有利になりますヽ(´▽`)/
ちなみに私ヤマトはガス・アーク溶接・玉掛け・フォークリフト運転のような、技能講習・特別教育の資格しか持っていません(汗)
1ヶ月以上のアルミニウム溶接技術がある15歳以上が受けれるのが基本級。
基本級を取得したあと、実務経験を3ヶ月以上で専門級の受験資格があります。
学科テスト+ティグ(TIG)溶接またはミグ(MIG)溶接の実技があり、合格率は約80%になります。
ガス・アーク溶接は居眠りしてないかぎり99.9%合格しますが、アルミニウム溶接技能者は2割くらい落ちることになりますね( ̄▽ ̄;)
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先ほど解説したアーク溶接作業者の特別教育とは別に、JIS溶接技能者という資格があります。
JIS溶接技能者は、JIS・WESなどにもとずいて溶接作業スキルについて評価試験を行い、資格として格付け・認証を行ってます。
ざっくり言うと、中級・上級者レベルの溶接テクニックがあることを証明するための、ステップアップ資格がJIS溶接技能者です。
上記のような感じで、母材の薄さ・形状などで細かく分かれています。めちゃくちゃ分かりずらい(汗)
基本級は作業がやりやすい下向き。専門級は全姿勢でのテストになるので難易度は上がりますね。
ステンレス鋼板でのアルゴン溶接が多い会社なら、TIG(ティグ)溶接のTN-F・TN-Pを取ることになります。
ふつうの鉄板を溶接する工場なら、N-2F・N-2Vを取るように上司から言われるはず。
建設物を作るときに必要となる、PC(プレキャスト鉄筋コンクリート)工法をするための民間資格になります。
被覆アーク溶接(PC-M)、マグ溶接(PC-S)をするための知識・技能を身に着けることができます。
JWES(日本溶接協会)のホームページを見ると、平成29から評価試験を取りやめたと書いてます。
なので現在は資格取得をできない可能性がありますね(くわしくはプレハブ建築協会にお問い合わせください)
ボイラーや第一種圧力容器を溶接するために必要な資格になります。
ふつうのガス・アーク溶接と違って、高い技術力が必要になるので、少し取得が難しくなります。
普通ボイラー溶接士は実務経験1年以上が必要で、合格率60〜65%になります。
特別ボイラー溶接士は「普通ボイラー」を取得してから、1年以上実務経験を積む必要があります。(合格率は75〜88%)
先ほど紹介したガス・アーク溶接は、合格率がほぼ100%なので、工場勤務者のほとんどが取得してます。
それに比べるとボイラー溶接工は難易度が高く、持ってる人が少ないので、転職で有利+年収も高いです。
ガス溶接をするときの作業方法の決定。事故・災害を防止するために作業員の指揮を取るための資格になります。
クソ早い話が、ガス溶接作業をするときのリーダー的な存在になるための資格です。
ちなみに実務経験3年以上が必要で、実技試験はなく、学科テストのみになります(合格率は約80〜90%)
ガス溶接・切断をメインにする会社に勤めていて、将来的に班長(リーダー)になる人が取得することが多いです。
「お前もそろそろガス溶接作業主任者の資格を受けに行って来い」という感じで、会社が受講料を負担してくれることが多いかと^^
溶接施工に関する作業・工程の計画や管理をするための仕事です。
ここまで紹介した資格の多くが、実作業をするためのモノでしたが、溶接管理技術者は管理者になるために必要な資格になります。
ちなみに2級の合格率が50%で、1級が30%と低くなっています。
機械部品・重工・造船所・建築・化学プラント・発電設備のような、溶接作業が必要な会社で出世するために必要な資格になります。
製造業では肉体労働をする作業員ほど給料が安くて、指示を出すだけの管理者の方が年収が高くなります。
なので昇進・出世を目指してる人は、溶接管理技術者を取得しましょう。当然ながら転職でも有利になりますヽ(´▽`)/
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こちらは溶接をする現場での指示・管理監督をするための民間資格になります。
講義の内容を聞いてればほぼ間違いなく合格するので、試験自体は簡単になります。
ただ受験資格が満25歳以上かつ、手溶接・半自動・ステンレス・チタン・アルミニウムの技能検定の資格を保有。
管の突合せ継手で裏当て金なしの資格保有期間が3年。もしくは板の突合せ継手で裏当て金なしの下向を除く異なる2つ以上の溶接姿勢の資格保有期間がそれぞれ 3年を超えている。
それか資格保有期間の通算が9年を超えてる必要があるので、取得するのは難しくなっています。
【作業をするために必要】
【管理監督するために必要】
作業をするための資格、管理監督をするためのモノがあります。
溶接スキルがあることを証明するために、JIS溶接技能者もあります。
ガス・アーク溶接以外にも、ティグ(TIG)・マグ(MIG)・アルゴン・半自動溶接・ボイラー溶接士などがありますよ〜
ガス溶接作業主任者・溶接管理技術者を取得するためには、実務経験が必要となります。
なのでまずは作業者として知識・技能を身につけて、出世・昇進するためにステップアップすることになります。
ただ溶接工の仕事はきついし、給料が安いので注意しましょう( ̄▽ ̄;)