工場のヒヤリハット事例集をまとめました!
製造現場で重大災害を発生させると、会社のイメージダウン、工場が操業停止になるため、管理監督者は「安全第一」といいます。
「安全第一とかいいつつ、生産優先じゃねえか」と思いつつ、工場で働いてる人は多いはず(苦笑)
お偉いさんのための安全成績はどうでも良いのですが、ケガをして痛い目をみるのは、一般ピーポーの我々なので、ヒヤリハット事例集を通して災害にあわないようにしましょう。
特に入社して間もない若手は、KY(危険予知)能力が低く、災害にあいやすいので( ̄▽ ̄;)
気になる災害の種類をクリック(タップ)すると、ヒヤリハット事例集に飛びますヽ(´▽`)/
高所作業が多い職場なら墜落・転倒災害が多いと思います。
製鉄所で働いてるなら高温物との接触があるでしょうし、電気機器のメンテナンスだと感電災害が多いでしょう。
私ヤマトの職場では転倒・挟まれ・巻き込まれ・切創などの災害が多いように感じます。
自分の仕事との関連性が高い、ヒヤリハット事例集をチェックしてくださいね〜
【スポンサードリンク】
勤めてる工場によってヒヤリハット報告書の様式は変わると思いますが、状況・原因・対策を書くことが多いです。
ヒヤリハット報告書を提出するように言われるため、マンネリ化してるというのが本音ですね( ̄▽ ̄;)
状況 | 対策 |
---|---|
両手に物を持って、階段昇降中に足を踏み外して転倒 | 両手に荷物を持っての階段昇降はしない。手すりを持って歩く |
歩行中、段差につまづき転倒 | 足元に注意して歩行。段差部をスロープにする |
ボール盤で加工中、キリ粉が飛んで目に入る | 保護メガネ、ゴーグルを着用して作業する |
アーク溶接の火花が作業着の中に入り火傷する | 防護服、前掛けを着用して作業する |
クレーンで玉掛け中のワイヤーが切れて吊り荷が落下 | 使用前にワイヤーを点検する。吊り荷の下に入らない |
ベルトコンベヤーの汚れを拭こうとして手を巻き込まれ | 稼働中の設備に手をださない。止めてから掃除する |
ドリルを使用中、手袋をはめた手がドリルに巻き込まれる | ドリル使用時手袋を外して作業する |
クレーンで荷を地切りしたとき、荷が振れて挟まれる | 退避距離をとって安全な位置で合図する |
サンダーで研磨中に振れて、鉄板を押さえてた手を切創 | 手元の注意。両手でサンダーを持つ |
高温になった鉄板を素手で触って火傷 | 手袋を着用。熱くないか確認してから持つ |
穴の開いたゴム手袋で有害物質に触れて化学火傷 | 穴の開いた手袋を使わない。保護具の使用前点検 |
地下マンホール内で気分が悪くなった | 酸欠防止のため酸素濃度を測定して中に入る |
夏場に作業中に気分が悪くなり倒れる | 熱中症にならないよう水分・塩分を補給する |
上のような感じで、状況・原因→対策を書くことが多いです。
会社にもよるでしょうが、設備投資など、お金がかかる対策だとダメ出しされることがありますね( ̄▽ ̄;)
人・行動・設備の3つのうち、どれかに問題点があることが多いので、対策を考えるときはこの3つから考えるようにしましょう。
ぶっちゃけヒヤリハット報告書を書いてて、「アホくせ〜こんなのやって意味あるのかよ!?」と思うこともあります。
でも新入社員に危険予知訓練(KYT)をやらせると、ほとんど危険な項目が出てこないんですよね。
なので災害事例集、ヒヤリハット報告書で学ぶことで、知らず知らずのうちに安全に作業ができるようになってるんだと思われます。
災害にあったら上司に怒られるし、働けなくなるので職場のみんなにも迷惑をかけます。
それより何より、ケガして痛いのは自分ですからね…
高卒の新人が機械に指を挟まれて、指を一本飛ばしたとか聞くと、先が長いのに可哀想だな〜と思います。
指を詰めるだけならまだしも、高所から墜落して亡くなった日には、本人はもちろんですが残された家族がかわいそうです。
製造業で働くなら、怪我をしないことが一番大切なので、ヒヤリハット事例集でKY能力を高めていきましょ〜
工場勤務は同じことの繰り返しなので、ボーっとしながら仕事をして、ケガしないようにしてくださいね^^