「メッキ工の仕事はきついのに給料が安い!」
金属・プラスチック・セラミックなどの表面を、金属の被膜でコーティングする仕事をする人を「メッキ工」と言います。
めっき工にかぎらずですが、製造業で働いてる人の多くは、工業高校卒で就職してます(私ヤマトも高卒ブルーカラー)
なので給料も低いことが多く、三交替の夜勤ありで平均年収300〜400万円になります( ̄▽ ̄;)
今回はめっき工の仕事内容、きついところについて解説していきますヽ(´▽`)/
メッキ工の仕事内容ですが、作業方法として電気・化学・無電解・真空めっきがありますが、主流なのは電気・化学メッキになります。
ラックに素材をかけて、酸・アルカリ・めっき液・水の入った槽に何回も出し入れをします。
以前はすべて手作業だったので、腕がパンパンになるほどの肉体労働でした。
ただ最近では全工程を自動でやってくれるマシンがあるので、仕事内容は楽になっています。
ちなみに表面をメッキ加工することで見た目を美しくみせたり、サビを防いだり、電気を伝わりやすくすることができるんですよ〜
我々がふだん何気なく使ってる商品も、メッキ加工をされたモノがほとんどですのでヽ(´▽`)/
先ほど書いたとおり材料をメッキ槽にいれて加工するので、頭痛になるレベルの悪臭がします。
また蒸発しためっきが体内に入ると健康に悪いので、マスク・ゴーグルなどの保護具も必須になります。
マスク・ゴーグルをするとムレて暑いですし、うっとうしいのですが、健康への悪影響を考えたら保護具を装着せずに作業するのは怖いです( ̄▽ ̄;)
メッキ工場では重金属・毒物劇物を取り扱うので、誤って体にかかると作業着では身を守ることができません。
薬品による化学火傷で病院行きです/(^o^)\ナンテコッタイ
メッキを金属・プラスチックなどにかけて表面を覆うので、工場内はめちゃくちゃ暑く、夏場は熱中症になる恐れがあります。
異常気象で40度以上になったことがニュースで大きく取り上げられてましたが、メッキ工場では50度以上になることもありますからね( ̄▽ ̄;)
長年働いてると体が慣れてくるってのもありますが暑いことには変わりません。
最近では保冷材が入ったベストを着たり、ファンがついた作業着を着たり、工業用扇風機で体を冷やしたりしてます。
ちなみにメッキ工場内はエアコンは効いてないので、体力に自信のない方。学生時代に運動部じゃなかった人にはキツイと思われます(汗)
昔に比べると作業の機械化が進んでますし、換気設備も整ってますが、それでもデスクワークの仕事に比べたら天と地ほどの差があります( ̄▽ ̄;)
基本的には同じ材料を、同じようにメッキ加工して製品として出荷します。
なので同じことの繰り返しを、365日延々とやることになります。
ドラクエ・ファイナルファンタジー・ポケモンのようなRPGゲームは、ザコ敵とボスが繰り返し出てくるようになってますよね?
なぜなら弱い敵だけだと人間は飽きを感じるからです。逆に強い敵ばかりだと疲れ切ってしまうんですよ。
このバランスが大切なのは仕事も同じで、工場勤務は同じことの繰り返し、ルーティンワークになるので、ザコ敵とずーっと戦ってるようなもの。やりがいもクソもない。
メッキ工場に限らずほかの製造メーカーでも同じですが、ルーティンワークって意外とキツイんですよね(汗)
同じことの繰り返しなので楽と思いきや、時間は全然経たないし、メンタル的にもかなりツライ作業になります。
機械のように同じことを淡々と繰り返せないと、品質にバラツキが出てしまいますからね…ロボットになりきって作業するのはストレスが溜まりますよ( ̄▽ ̄;)