ダンボール工場は肉体労働できついわりに給料が安いです。
レンゴー・王子ホールディングス・日本・大王製紙のような大企業ならまだしも、中小企業だと年収300〜400万円しかもらえません。
ちなみに板紙・ダンボールで業界最大手のレンゴーは、平均年収が650〜700万円なので、かなり差があることになります( ̄▽ ̄;)
そこで今回は中小企業のダンボール工場勤務は、きついのかどうかについて解説します。
段ボール工場に限らず、ほとんどの製造業ではオートメーションを導入してます。
なので製品が作られていくのをボーっと見てればよいと思いきや…世の中そんなに甘くはないわけです( ̄▽ ̄;)
全自動ですべてロボットがやってくれるなら、人を雇わない方が社長は稼げますから、人力じゃないとダメな仕事が残ってるわけです。
製造ラインを通って作られたダンボールを検品・梱包・パレット積みをする作業は、工場勤務の作業員がやります。
出荷するダンボールを運ぶとき、一枚ずつやってたら時間がいくらあっても足りないので、数枚重ねてパレットに積み込みます。
一回一回ならダメージは少ないのですが、何時間も続けてると手がパンパンになり「オレって引っ越し業者に就職したんだっけ?」と思うこともしばしば…
ずっとダンボール工場で働いてる先輩の中には、腰痛に悩まされてる人もいます( ̄▽ ̄;)
なので学生時代に運動部じゃなかった人は、軽作業のオペレーター業務ができる会社に転職した方がいいですね。
製紙・ダンボール工場では、独特な臭いがするので入社してしばらくはキツイです。
また紙粉・ホコリが舞ってるので、マスクをしてても鼻がムズムズ…辛い。
アレルギーに似た症状が出るので、花粉症みたいなイメージでしょうか( ̄▽ ̄;)
ほかの製造現場のように粉塵が舞ってるというほどではありませんが、デスクワークに比べると働く環境は悪いですね。
多くの作業員は高卒で働いてるので、デスクワークの経験はありませんが、ホワイトカラーからの転職だとキツイかもしれません。
工場の生産管理職もきついし給料が安いですからね…肉体労働はありませんけど。
工場の夜勤がきついでも書いてますが、ダンボール工場は交替勤務制を採用してるところが多いです。
会社によって二交代制だったり、三交替だったりしますが、夜勤があるのでめちゃくちゃキツイです。
私ヤマトも工場勤務で夜勤をやってますが、昼間に寝て、夜中に働くので仕事中はずっと眠たいです( ̄▽ ̄;)
昼間はあまり眠れないから疲れが取れないし、精神的ストレスでうつ病になる人もいます。
そのぶん交代勤務手当をもらえるので、給料は昼勤の工場労働者より増えますが、それでも年収は300〜400万円ですから。
高卒ブルーカラーだと、交代勤務・夜勤ありでも年収が安いのでアホらしいです。
低学歴乙って言われたらそれまでなんですけど、やっぱり大卒ホワイトカラーに比べると損してるなぁ…と感じます。
※就職四季報2021年版より引用
大手ダンボール工場レンゴーの3年後離職率は11.9%となってます。
3年後離職率とは、入社3年以内にどのくらい辞めたかのデータです。
厚生労働省によると高卒の39%、大卒の31%が入社3年以内に離職。
そう考えるとレンゴーの3年後離職率は11.9%は低いと言えます。
大企業で給料も高く、福利厚生費もしっかりしてるため離職率が低くなるんでしょうね〜
「レンゴー パワハラ」で検索すると「パワハラが多すぎて精神的と体力的にキツい」「パワハラが凄い。毎年 うつになる人いる」と書かれてました。
あくまでもネットの情報ですし、本当にパワハラがあるのかどうか何とも言えませんね(汗)
どの企業でも上司から怒られることはありますし、うつ病になる人もいるので、退職理由がパワハラなのかどうか不明です( ̄▽ ̄;)