「溶接工の仕事は暑くてきついわりに給料が安い…」
大企業なのか、中小企業かで違いますが、溶接工の平均年収は300〜500万円くらいです。
ちなみに有名な造船所でも正社員にアーク溶接をさせることがあります。
その場合は大企業勤務の給料がもらえるので、年収600万円を超えることもあります(40〜50代なら)
また高圧ボイラー溶接士・高層建築物・高圧配管・水中溶接は年収が高いです。
大企業に入るか、職人のような高い技術力がいる溶接工じゃないと給料は上がらないので、辞めたいと思う若者が増えてます。マジで溶接工は辞めとけ( ̄▽ ̄;)
そこで今回は溶接工の仕事の辛さ、きつい仕事内容について解説しますヽ(´▽`)/
アーク溶接のバチバチという光には紫外放射と可視光が強く、角結膜炎(紫外眼炎)、青光障害(網膜障害)を引き起こします。
これを「電気性眼炎」といい、目が痛い・目がゴロゴロする・涙が止まらない・眩しくて目が開けられないなどの症状が出ます。
仕事終わりの夕方以降に目の痛みが出てきて、眠て起きたら治ってることが多いです。
寝起きに目ヤニがすごかったり、まぶしくて目が開けられないときは病院にいかないといけないので仕事を休むことになります。
目に障害が残ったり、失明したらシャレにならないので、溶接面・防護メガネをして仕事をするのが基本ですが、ちゃんと使ってても目が痛くなるんですよね…
↑の画像は素手で作業してますが、こんなことやってたら手を火花・スパッタで火傷するし、上司から怒られます( ̄▽ ̄;)
溶接用の前かけ・手袋・脚絆・防災面・防塵マスクをして作業するのため、夏場はめちゃくちゃ暑いです。
母材となる鉄と鉄を溶かしながらつなげるので、作業場は40度を超えますね。手元は熱いを超えて、火傷しそうになります…溶接工は辞めとけ。
防塵マスクをしてると邪魔くさいし、汗がフィルターにたれてベチョベチョになります。
本当は付けたくないのですが、ヒュームを吸いこんだらじん肺になるので、20〜30代のほとんどは装着してます(ベテランの中にはなしでやる人もいます)
遮光眼鏡・溶接面をすると真っ暗で作業しずらいのですが、使わないと目が焼ける・チカチカして痛くなるので、防災面を使わないわけにはいきません( ̄▽ ̄;)
暑いだけなら、熱中症に気を付ければ乗り越えれますが、アーク溶接工は火傷災害の危険があります。
先ほど書いたように前かけ・手袋・脚絆で完全防護しますが、スキマに火花が入り、作業着が燃えて火傷することがあります。
本人は一生懸命作業してるので、気付いたときには服が燃え上がってたという災害事例もあるようですよ( ̄▽ ̄;)
また腕の火傷と言いますか、海で日焼けをしたような感じで、ヒリヒリとすることがあります。
作業着の上から、アームカバーをして作業をしますが、それでも高温の溶接光でやられるんでしょうね…
遮光眼鏡・防護面を使っても、目がチカチカしたり、焼けて目を閉じても涙が出てくることがあるので、危険な職業といえます。
これで給料が高いなら良いのですが、高卒ブルーカラーだと20代で年収300万円台がやっとですから、馬鹿らしいです…溶接工は辞めとけ
プレス工はきついでも書いてますが、製造業は給料安いですよね( ̄▽ ̄;)
スポット・ガス・TIG・MIG・アーク溶接などなど、種類は違えど、ずっと座った状態で仕事をやるため腰痛になりやすいです。
また大型設備の補修。造船所での溶接作業の場合、天井を見上げなら溶接することもあるので首が痛くなってきます。
オフィス街のデスクワークと違ってクーラーも効いてませんし、ムリな体勢で仕事をする必要がありますし、給料は安いし…マジでクソです。
アーク溶接の免許取得は簡単に取れますし、仕事内容もすぐに覚えれますが、肉体労働なのできついですね…
工業高校卒の子は学校の授業でやってますし、若いから上達も早いですが、30代以降で転職した場合は苦労するかもしれません。
溶接工にかぎらずですが、ブルーカラーの工場勤務者の中には、ヤンキー系の人がチラホラいます。
製造業なら金髪だろうが、ピアスを開けようが怒られませんので、パッと見はチンピラ・輩(やから)みたいな人がいますww
また40代以降のベテランは職人気質なので、仕事は見て覚えろみたいな感じですし、急にキレたり、暴言をはくこともあるので若手はビクビクしてます。
フォークリフトの仕事はきつい・NC旋盤工はきついでも書いてますが、高卒DQNはどの会社にもいます( ̄▽ ̄;)
流石に殴ってくるような先輩はいませんが、「なにチンタラやってんだ! ぶっとばすぞコラ!」みたいな人はふつうにいます。
ホワイトカラーの上司みたいに、机の前でネチネチ怒られることはないけど、そのぶんドカンとキレられるみたいな。慣れたらなんとも思わなくなりますがw